100s
    「OZ」
    ファイブスターレコ−ズ
    TOCT-25583
    \3,150 
    このディスクレビューは保坂壮彦という人間が『OZ』というアルバムを近所の廃れたCD屋に出向いて購入し
    家路に付いた後に聴いて、聴いて、聴いて記した言葉が詰め込まれています
    ということは、保坂壮彦という人間の主観がたっぷりと書き記されていると言うことです
    なのでここで改めてみなさんに伝えたく
    音楽を語ることが許されているのは、音楽を聴いた人すべてに与えられた権利であるのです
    音楽評論家、ライターという職業に特化した人のみが語ることが出来る、許されるなんていうことはもうとうの昔に終わっています
    ましてや、それらの特化した人達の言葉を鵜呑みにして、感化されてアーティストの作品を評価することなんて不毛な行為です
    なので、どうか、まずは音楽ありきという姿勢をくずさないで
    どうか、音楽を聴いて、自分の心に届いた感情、自分の中に生まれだした感動をまず大切にして頂きたく
    だから、ここで書き連ねた僕の言葉は、あなたにとって何の生産性も産み出すことがないかもしれません
    いや、なんの意味ももたない言葉として存在するほうが健全なのかもしれません
    でも、僕は誰もが音楽に対して声を出す権利があるということが許されているという現状を踏まえた上で
    その、許された場を僕は使い、『OZ』という素晴らしきアルバムに付いて語っています
    だから、あなたが『OZ』というアルバムを聴いてからもまだ僕の言葉を読んでみたいという欲望があるのならば
    聴かなくても、単なる1人の男が必至になってこのアルバムを賞賛して語っているのを読んでみたいという欲望があるのならば
    このディスクレビューを読んで下さい
    このアルバムに感銘を受けて、「素晴らしい!」と思った何人かの人間のうちの1人の言葉として記された言葉として
    このディスクレビューを読んで下さい